チャプター 56

冬の陽はあっという間に傾き、午後四時にはもう地平線の下へ沈みかけていた。

そのころには、トーマスに別れを告げたあとの気持ちもどうにか整え、私は幼稚園の門の前にひとり立って、ビリーを迎えるのを待っていた。

思いは何度もウィリアムの病室へ戻っていく。ヘンリーと私が仲直りできるかもしれないと語る彼の、風雨にさらされたような顔には希望が満ちていた。けれど、その考えは私をただ暗い気持ちにさせるばかりだった。

医師たちの話では、ウィリアムの容体は急速に悪化していた。適合する心臓の提供者が現れなければ、この冬を越せる見込みは薄いという。せめてできることといえば、できるだけ頻繁にビリーを連れて会いに行く...

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